――吉田技工は立ち上げ20周年となる
吉田技工は2002年の約20年前に私が基本1人で始めて、それからすぐ後輩が入って2人でしばらくやっておりました。特殊な塗装が得意なので、開業年の時点で光触媒の塗装導入して、専用機を入れいたり諸々やりました。私がゼネコンにいたり、建物を建てる側にいたので、改修工事の大規模改修が非常によく分かっているってこともあってマンションやビルの大規模改修の分野に参入しました。
――1年半で法人化して建築事務所となる
お陰様で「有限会社吉田技工」として法人になりました。それから私が建築士なので一緒に建築士の事務所も立ち上げました。新築の設計、改修の設計をメインで設計をしていこうということになり、建築士の事務所を併設しました。その翌年、建設業許可の取得をしました。大きな物件が増えてきたので、建設業の許可を取らないと法的に受注が難しくなり、塗装工事と防水工事の2種類を取って、規定金額以上の物件が受注ができるようになりました。
――外壁塗装・塗料のプロとして塗料販売も
それから2、3年して「塗料は作れないのか」という問い合わせが増えてまいりました。塗料に関してはかなり詳しく勉強しておりましたので、塗料の製造販売を手掛けるようになりました。業務内容もかなり増えてまいりましたので、翌年の2012年に春日部支店を開設致しました。
――東日本大震災の経験から自社仮設工事部を設置
2011年に震災がありまして、その時に足場材がまったく関東からなくなりまして、足場が組めないという状態になったんです。「足場が組めないんだったら、もうやらなくていい」というキャンセルもありまして「これはちょっとまずいぞ」ということになりました。また震災復興の為、鳶さんもいないので、仮設材を自分のところで調達しなければならず、九州から取りよせることになりました。それで仮設材を買ったんですが、保有資材が動かないともったいないので、仮設工事部を作ることにしました。2012年に仮設工事部をつくって、仮設工事も本格的に始動し始めました。
――建設業許可全16種取得の総合建設「株式会社吉田技工」へ
「仮設工事、リニューアル工事、塗装工事、防水工事」各事業が少しずつ軌道に乗ってきましたので、他の建設業許可を全種取得致しました。そうすると建築工事に関係する施工は全部できますので、総合的な施工が可能となりました。また2018年に増資しまして、有限会社から「株式会社吉田技工」に商号変更をしております。